子育てと教育

【塾なし 総合型選抜(AO入試)国立大・慶應SFC等合格記④】塾なしで合格できるのか?

全6回/第4回

2024年(2025年入学)に息子がで国立大学・慶應SFC・その他私大に、塾なしで合格をいただくことができました。サポートは主に学校でしていただきました。

総合型選抜の受験を意識し始めた中3ぐらいから、情報収集を少しずつスタート。

総合選抜塾が発信している情報はたくさん出てきますが、個人の体験談が少なかったので、今回は我が家の体験談を書き記します。

これから大学受験を考えている方で総合型選抜(AO)入試に興味を持っている方の参考になれば嬉しいです。

全部で6回にわたりお伝えをしていきます。

▼第3回の記事はこちら▼

【塾なし 総合型選抜(AO入試)国立大・慶應SFC等合格記③】活動実績とは具体的にどんな内容?いつからスタートするのが良いか?全6回/第3回 2024年(2025年入学)に息子がで国立大学・慶應SFC・その他私大に、塾なしで合格をいただくことができました。 総合選抜塾が発信している情報はたくさん出てきますが、個人の体験談が少なかったので、今回は我が家の体験談を書き記します。 ...

総合型選抜(AO)入試は塾なしで合格できるのか?

私自身もこれですごく悩み、色々と調べました。

学校でどのくらいの合格実績とサポート実績があるのかが、わからないのも不安要素でした。

実際調べたところ塾なしで合格出来ているという情報は多くはなく、塾でサポートを受け合格できたという情報ががたくさん出てきました。

まずは、塾に行く「メリット」と「デメリット」を見ていきましょう。

塾に行くメリット

・総合型選抜(AO)入試の最新の情報が知れる
・イベント開催がある塾の場合、活動実績をつくることができる
・合格実績がある講師やメンターからアドバイスをもらえる
・総合型選抜(AO)入試で受験する仲間ができる
・いつでも専門家に質問することができる

塾に行くデメリット

・時間を確保する必要がある(通塾時間など)
・自分のペースで進めることができない
・自分にとって不必要と思うカリキュラムも取らなくていけない場合がある
・費用が高額

塾を活用するかどうかは、下記を参考にして決めるのが良いと思います。

・本人が通いたいかどうか?
・費用面
・学校でどのくらいサポートをしてもらえるのか?
・総合型選抜(AO)入試と一般入試のバランス

我が家の場合は、

・本人が通いたいかどうか?
⇒通いたくない。

・費用面
⇒一般受験塾に行かないなら協力できる。

・学校でどのくらいサポートをしてもらえるのか?
⇒これまでに総合型選抜で進学している先輩がいらっしゃったので、本人の積極性があれば、ある程度のサポートはしてもらえそう。

・総合型選抜(AO)入試と一般入試のバランス
⇒最初は一般入試寄りだったが、だんだん総合型寄りに変わっていった。

本人が塾に行く意思がなかったので
無理に通わせても成果がでないと思い
心配ではありましたが本人の意思
を尊重しました!

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塾なしで合格できる可能性が高い「総合型選抜(AO)入試」に向いている人

・課外活動やイベントに参加している

・学校活動をしている

・人前で話すのが得意

・総合型選抜(AO)入試の書類の添削やアドバイスをしてくれる人が周りにいる

・情報収集ができる(親も子も)

上記の内容にいくつか〇がある人は、「総合型選抜(AO)入試」合格のチャンスがあると思います。

逆に高3になって自分をアピールできる活動履歴がない方や面接や、プレゼンテーションなどが苦手という人には、どちらかというとこの入試は向いていないと思います。

活動実績はあり、面接が苦手と言う場合は練習を何度もして場数を踏めば十分乗り越えられると思います。

あとは情報収集力。大学ごとに入試の内容が異なるので、そちらは自分(親も)で調べていく必要があります。そちらが苦手な場合は塾でサポートを受けた方が安心かもしれません。

私のママ友はパソコンに弱く情報収集が苦手だったので、お子さんと相談し早めから総合型選抜(AO)入試の塾を利用していました。

自分では見つけられなかった受験校の提案やアドバイスをもらっていたので通塾する価値はあったと言ってました。

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塾に行かずにできる対策と準備

学校での授業や活動を大切にする

入試の試験がなく、評定平均の指定のない「総合型選抜(AO)入試」でも実際入学し授業についていけるのか?卒業できるのか?を見られることが多いです。

高校の間、提出物や定期試験をきちんと努力してきた人なのがわかるのは、やはり調査書になります。そして、そこには高1からの評定平均が書かれています。

学校の授業や提出物、授業態度などをきちっと努力してきたということを数字で見せるにははやり4.0あるアピールできると先生からアドバイスを受けました。

「総合型選抜(AO)入試」ですが、推薦入試ほど評定は重視されていない(それよりも他に尖ったものがあればよい)学校もありますが、やはり良いに越したことはないと思います。

引用元:https://www.oshu-juku.jp/valuable_info/valuable_info_41609/

学校での授業や提出物、定期テストなどを大切にすることは基本です。

調査書の右側には、これまで学校でどんな活動をしてきたのかが記載されます。記載するのは高3の担任の先生なので、コミニケーションを取りながら良好な関係を築いておくことが大切です。

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課外活動を積極的に参加する

自分でアンテナを張っておき、様々なイベント参加やコンクールに挑戦しましょう。

こちらはお子さんだけでは難しい場合もあるので、親御さんもサポートし情報を提供してあげると良いです(^^)

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資格を取得しておく!

英語関係の資格、自分の進みたい分野の資格に積極的に挑戦しましょう。

「総合型選抜(AO)入試」で英語力をアピールするのに頭ひとつ抜きん出るには、やはり英検準1級が必要です。

上位校を目指す場合、最低限でも2級は取得しておいたほうが良いと思います。

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学校の先生にサポートしてもらえるようにしておく!

近年「総合型選抜(AO)入試」の枠がかなり増え、そちらで進学する人が増えていってます。

学校によって応援するスタンスの高校もあれば、一般入試推しの高校もあるようです。

まずは高校で、これまで「総合型選抜(AO)入試」を受けた先輩がおられるのか?などの情報を集めてみて、学校のスタンスを確かめることも大切です。(総合型選抜(AO)入試」に詳しくない高校もあるので)

我が家の場合、高3の春の保護者会で担任の先生が「総合型選抜(AO)入試」をメンイに受験プランを考えるというのは、おすすめできませんと言っておられました。

総合型選抜(AO)入試でしっかりと書ける活動がある場合は良いが、活動履歴があまりないのに書類づくりに時間を割き、一般入試の対策も中途半端になるなら総合型選抜(AO)入試をメンイに考えないようにと言うことだと思います。

これまでの記事にも書きましたが、自分自身の受験の比重(総合型と一般)を決め、学校側にサポートしてもらえるようにしましょう。

先生の中で過去に総合型選抜のサポートをした方がいれば、早めからコンタクトをとってサポートしてもらえるようにお願いしておくと良いと思います。

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先輩から情報を教えてもらう!

部活や委員会の先輩で「総合型選抜(AO)入試」を受験した先輩がいたら、連絡をとって話を聞くのも良いです。

経験者からはかなりレアな情報が聞けます。

我が家の場合も、息子は「総合型選抜(AO)入試」で合格した先輩にから、話を聞いたり、書類を見てもらったりしていました。

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新聞を読む

新聞を読む習慣がつくと、総合型選抜(AO)入試にも役立ちますし、一般受験にも役立ちます。

我が家では息子が小学生の頃に「毎日小学生新聞」をとってました。小学生新聞は週に1回などものもありますが、毎日小学生新聞は毎日配達だったので、そこで朝食時に読む習慣がつきました。

中学生あたりから親用にとっていた「日経新聞」を読むようになり、今で日課になっています。政治や経済などにも詳しくなり、親が教えてもらっています。

息子曰く今年の共通テストから追加される国語の新しい大問「実用的な文章」でも役立っているそうです。

総合型選抜(AO)入試の面接でも、入学後自分のやりたいことと世の中の状況を結び付けて話すなど役立っていたので、やはり新聞を読んでいた経験は大きかったようです。

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通信講座を利用する

総合型選抜の講座を自宅で受講できる通信講座もいくつかあります。

家で受講ができれば、通塾に時間がとられないし費用面も安くなるので良いですね。

スタディサプリ

引用元:https://teachers.studysapuri.jp/ao

スタディサプリでは「統合型選抜対策講座」が開講されていいます。

【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座

月額2,178円(年払いの場合 1,815円/月)の料金で「統合型選抜対策講座」の講座だけではなく、一般受験の科目もすべて受講することができます。

書類のの添削などは受けられないので、こちらで学んで作成した書類は学校などで添削をしてもらう必要があります。

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Z会

Z会では、高1と高2の「総合型選抜/学校推薦型選抜サポート」コースがあります。

オンラインセミナー「春までに増やす 推薦入試のための強みづくり」

特別コンテンツ:小論文対策「『推薦入試』の小論文・志望理由書入門」

他、様々な講義が用意されています。

Z会の通信教育

Z会の高1もしくは高2講座を、1科目以上お申し込みいただくことで総合型選抜・学校推薦型選抜対策のサポートも付いてきます。
ご入会(ご受講中)の方へ、日々の学習教材に加えて、総合型選抜や学校推薦型選抜に関する最新情報・特別コンテンツを、年間を通してお届けしていきます。

引用元:https://www.zkai.co.jp/k1k2/suisen/

料金は1教科:2,496円/月

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Z会グループの大学受験Dialo online

引用元:https://dialo.jp/online/ao/

Z会グループの大学受験Dialo online Z会×栄光ゼミナールのオンライン予備校【大学受験ディアロオンライン】では「学校推薦型選抜・総合型選抜対策講座(特別講座)」が開講されています。

オンラインツールを通した1:1完全個別指導(1コマ40分)です。

この講座では、まずはじめに「なぜ大学が学校推薦型選抜・総合型選抜を実施するのか」「近年の大学入試における学校推薦型選抜・総合型選抜の現状」といった【背景】を知ることから学び、大学が求める人材について考えます。その上で、1:1個別指導を通して自己分析を行い、自身のアピールポイントを考えていきます。

講座終了後、面接に関しては自身のアピールポイントがしっかり押さえられた受け答えができるようになることを目指すとともに、志望理由書の内容が過去~現在~未来について一貫性があり、面接官へ熱意の伝わる書類を作成できるようになることを目指します。

課題を事前に提出し、その後オンラインツールを使って40分間の個別授業を受けるという流れです。(※40分の録画はすべて録画しているので、いつでも復習可能)

志望理由書対策と面接対策で、税込み22,000円(1回40分)
(受講科目数問わず、別途システム費が月税込1,100円必要)

こちらは添削があるのが魅力ですね!

通常の総合型選抜(AO)入試の塾と比べるとかなり安価なので、通信講座を活用するのも一つの方法かと思います。

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「塾に行かずにできる対策と準備」我が家でできていたこととできなかったこと

上記に書いたことを全て出来ていれば素晴らしいですが、我が家の場合できていたこととできていなかったことがありました。

【我が家の場合】

①学校での授業や活動を大切にする
⇒遅刻・欠席ほぼなし
勉強の方は最低限でした。評定も最終3台後半。(4台前半を目指していたのですが)
勉強以外の学校活動(文化祭・生徒会・委員会)は、かなり頑張っていたと思います。

②課外活動を積極的に参加する
⇒高2~高3前半で課外活動にも参加するようになりました。
(学会発表・コンテスト参加など)

③資格を取得しておく!
⇒英検は準1を目指すようアドバイスをいただいていましたが、高2でやっと2級に合格し準1は2回ほど受験しましたが不合格で終わりました。(本人やる気なし)

専門分野の資格取得は中学生の時に1つ(難易度低め)、高校でワンランク上の資格の勉強を少ししましたが結局取得することはできませんでした。

④新聞を読む
⇒本人が好きだったのでかなり読んでいました。

⑤通信講座を利用する
⇒学校でスタディサプリに加入していたので「総合型選抜(AO)入試」の講座見てみたら?とアドバイスしましたが多分一度も見てないと思います。
小論文の通信講座、面接の単発対策も勧めましたが、本人が受けないとのことで通信講座は最後まで利用しませんでした。

理想はありますが、すべてが完璧にできなくても、できていることがあればチャンスはあります。

親も子もまずは、「総合型選抜(AO)入試」では、どういう内容が求められているのかを早めに知っておくことが大切です。

その中でできることを進めていきましょう。

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まとめ

塾に行けば最新の情報を知ることができ、いつでも質問ができる環境を手に入れることができるので、本人が行きたいなら通うという選択肢はもちろんありです。

ただ「総合型選抜(AO)入試」の塾は高額なので、一般受験の塾代や受験費用、入学金などを考えると難しい場合も多いと思います。

少しずつ自分でできる準備を進めていったり、通信講座を利用したりして挑戦するのも良いと思います。

活動内容があるなら、書類作成をスタートする高3だけ通っても十分間に合うと思います。

「総合型選抜(AO)入試」に興味のある方は、まずは自分で情報を集め、通信講座や書籍などお手頃価格で勉強できる方法もあるので、そちらからスタートするのが良いと思います。

「総合型選抜(AO)入試」の塾についての情報は、次回の記事でも書いていきますね。

今後も6回にわたり総合型選抜(AO)入試について、我が家の受験体験談をふまえて書いていきますので、お楽しみに(^^)

実際の出願資格などは、最新のものを各大学のホームページでご確認してくださいね!

保護者の目線で、さらに詳しく総合型選抜についての情報を知りたい場合は、下記のサービスをご利用いただけると幸いです(^^)

  ▼▼▼

総合型選抜の受験を親としてのサポート方法共有します 塾なしで国立大学・慶應SFC他 総合型選抜で合格

公開記事では身バレもあるので
突っ込んだ質問をご希望の場合は
上記からお願いできたらと思います!

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