子育てと教育

英検が変わる!いつ変更?変更点・変更時期まとめ

こんんちは。まち(@machi82607262)です。

2023年に英検の試験内容の変更、英検に新設級(準 2 級と 2 級の間)導入が発表されました。

内容変更の意図は下記の通りです。

・現行の学習指導要領の「外国語」で求められている『複数の技能を統合した言語活動の充実を図ること』

・『知識や技能の習得だけでなく、コミュニケーションを行う目的や場面、状況等に応じた言語の運用を考える中で思考力、判断力、表現力の育成』を踏まえ、新しい英語能力観を反映させること。

我が家の息子たちも小学生からお世話になっている英検。

いつからどのように変わるのかをまとめていきます。

英検の試験内容の変更

日本英語検定協会は、3級以上の級(1級、準1級、2級、準2級、3級)の試験に一部新形式での出題を加え、2024年度(予定)にリニューアルすることを発表しました。

通常の英検は毎年5月・9月・1月の年3回実施されています。

現在の発表では新試験は2024年の5月から。

これに伴い、S-CBT(パソコンで受けられる英検)も変更になるでしょう。

【2023年12月28日追記】

※英検S-CBTは2024年5月実施分からリニューアル開始予定

2024年からの受験料については9月を目途に発表と書かれていましたが、2023年10月現在まだ発表されていないようです。

ライティングについては、これまでそれぞれの級の出題数は1題でしたが、リニューアル後は2題に変更されます。

1級・準1級・2級では文章の要約問題、準2級・3級ではEメール問題を出題すると発表しています。

試験内容変更の詳細はこちら

それぞれを細かく見ていきましょう!

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試験時間

準2級と3級は試験時間の変更があります。

現在の試験時間リニューアル後
2級以上1級:100分、2級:90分、3級:85分変更なし
準2級75分80分
3級50分65分

出題形式

Reading (リーディング)

試験時間調整に伴い、1級〜準2級を対象に「語彙問題」「長文問題」の設問数が一部削減されます。3級に変更なし。

現在の問題数リニューアル後
1級41「語彙」「長文」問題の
設問数を一部削減
準1級41「語彙」「長文」問題の
設問数を一部削減
2級38「語彙」「長文」問題の
設問数を一部削減
準2級37「語彙」「長文」問題の
設問数を一部削減
3級30変更なし

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Writing (ライティング)

ライティングは、それぞれの級で1題追加されるので、計2題の出題数となります。

1級〜2級は既存の指定されたトピックについて意見論述を行う問題に加えて、「要約問題」が1題追加。また、準2級と3級は、既存問題に加え「Eメール問題」が加わります。

現在の
出題数
出題内容リニューアル後
の出題数
リニューアル後
の出題内容
1級1指定のトピックについて
「意見論述」
2題既存の「意見論述」
+「要約問題」
準1級1指定のトピックについて
「意見論述」
2題既存の「意見論述」
+「要約問題」
2級1指定のトピックについて
「意見論述」
2題既存の「意見論述」
+「要約問題」
準2級1指定の質問に対して
「意見論述」
2題既存の「意見論述」
+「Eメール問題」
3級1指定の質問に対して
「意見論述」
2題既存の「意見論述」
+「Eメール問題」

ラィティング問題の例題はこちら(PDFに各級の参考問題掲載されています)

Listening (リスニング)

現時点で、リスニング問題の変更予定はありません。

Speaking (スピーキング)

スピーキング(二次試験)に関しては、準1級のみリニューアル予定です。

「受験者自身の意見を問う質問」に話題導入文が追加されます。その他の級に変更はありません。

スピーキング問題の例題はこちら(PDF後半に参考問題掲載されています)

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対策

文単の活用

新試験ではラィティングの要約が追加されるとのことなので、より多くの英文に触れておく必要がありそうです。

これまでも利用している方は多かったですが、旺文社英検書「文単」がこれまで以上に役立つと考えています。

文単は1級~3級まで販売されている書籍で、各級で必要な単語が英文の中に組み込まれています。

効果的な学習方法は「音読」

この本の良いところは、テーマが多岐にわたっているところです。

普段触れない内容のテーマがたくさん載っているのでラィティングはもちろんのこと、長文問題やスピーキングテストにも役に立ちました。

我が家でも長男の2級、次男の準2級受験の時はこちらの音読を取り入れました。

音声をきちんと聞いて発音を学び、自分で読んだりシャドーイングが有効でした。

4級と5級を目指す方には「英検4級 絵で覚える単熟語」があります。

内容はこちら👇

5級、4級に必要な単語と会話が詰まっています。こちらも音読に役立ちそうですね(^^)

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添削の活用

英検のラィティングは決まった型どおりに解答を作らないと点数が取れません。

こちらの採点は、子供本人の自己採点だけだでは難しい面があります。

我が家では毎回ラィティングでは、「ココナラ」というスキルマーケットのサービスの添削を依頼し、採点とアドバイスをいただいてました。

スキルのフリマ【ココナラ】

今後ラィティング試験の重みが増すとなおさら第三者の採点が必要になると思っています。

ココナラには様々なスキルを持った講師や先生が登録されており、英検のラィティングを見てくださる先生も沢山登録されています。

そして料金もリーズナブル(^^)

希望したい回数だけ依頼することが出来ます。

ココナラに無料登録をしておくと、定期的にクーポンを貰うことができるので受講の際にお安く受けることができます。

【英検準2級】ラィティング添削&2次面接対策に「ココナラ」を利用し一発合格!先日、中2にの次男が英検準2級に合格することができました! 合格までの対策を紹介したいと思います。 今回の受験はパソコンで受験するS-CBT方式で受験しました! そちらの内容も盛り込んでいきます(^^♪...

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英検新設級の発表

公益財団法人・日本英語検定協会は、英検の準2級(高校中級程度)と2級(高校卒業程度)の間に、2025年度から新たな級を設けると発表しました。

英検の進級は5級から準2級までは間が約1年程度で取得出来ているというデータがありますが、その後の準2級から2級までだけが2年近い時間が必要となっているとのこと。

受検生らから「壁が高く、この間のモチベーション維持が大変」、「小さな成功体験を積み重ねるほうが、教育効果が大きい」などと不満の声が上がっていたという背景があり、こんかい新設級が発表されました。

【現在の英検の各級のレベル】

引用元:朝日デジタル

英検新設級の詳しい内容はこちら

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新設級は2500点満点

英検準2級は2400点満点、英検2級は2600点満点。

新設級は英検準2級の満点と英検2級の満点のちょうど中間である2500点満点になる予定。

引用元:TORAIZ

大学受験でで英語外部試験利用が適用されたり、推薦入試で加点されたりというのはスコアで決められている学校も多いです。

【T大学 一般入試 英語外部試験利用】

換算点英検合格級CSEスコア
100点準1級2,304以上
80点2級レベル2,142以上
70点2級レベル1,980以上
60点準2級レベル1,855以上
50点準2級レベル1,728以上

こちらの私立大学では英検の証明証を出願の際に提出してき、さらに当日の試験で英語を受験すれば、どちらか高得点のものを英語の得点として採用。

「英語外部試験利用」をする場合各学校で有効期限があるので、中学生の時に取得した場合などは期限外になっていることがあるので確認が必要です!

別の国立大学の推薦入試を調べたところCSEスコアでランク分けされており総合評価に反映されるそうです。

最低ラインが、1950~2299スコア。その次が2300~2599スコア。

2300スコア以上を目指している受験生の場合などは、新級での受験を考える可能性もありますね。

今後の大学入試の募集要項の内容により、新級の需要が高まる可能性もあると思っています。

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検定料はどうなる?

現行の検定料は下記の通りです。

【通常の英検の検定料】

【S-CBT(パソコンでの受験)の検定料】

【現在の試験料比較】

2級と準2級でで比較してみます!

本会場準会場S-CBT
2級8,400円6,400円9,000円
準2級7,900円5,700円8,500円

いずれも準会場が一番安くなっています!

準会場とは学校や公文・塾などの会場で英検受ける方法です。

塾の場合は、通塾生でなくても受験できる塾が多数あるので受験料を抑えたい場合は調べてみてください。

準会場の詳い内容はこちら

新設級がスタートして受験するとなると、6,000円~9,000円ほどの受験料がかかりそうですね!

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【2023年11月22日追記】英検料金改定発表

英検の従来型(2024年度第1回検定から)と英検S-CBTの料金(2024年5月実施分から)料金の改定が行われると発表がありました。

【従来型(個人・団体)】

現状値上げ後値上げ額
1級11,800円12,500円+700円
準1級9,800円10,500円+700円
2級8,400円9,100円+700円
準2級7,900円8,500円+600円
3級6,400円6,900円+500円
4級4,500円4,700円+200円
5級3,900円4,100円+200円

【準会場】

現状値上げ後値上げ額
1級本会場受験のみ
準1級本会場受験のみ
2級6,400円6,900円+500円
準2級5,700円6,100円+400円
3級4,700円5,000円+300円
4級2,900円2,900円変更なし
5級2,500円2,500円変更なし

【英検S-CBT】

現状値上げ後値上げ額
1級実施なし
準1級9,900円10,600円+700円
2級9,000円9,700円+700円
準2級8,500円9,100円+600円
3級7,200円7,800円+600円
4級実施なし
5級実施なし

息子たちが小学生から受けている英検ですが、すごい勢いで値上げされてます。

大学受験に使えるようになったのが、おおきく影響していると思われます!

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【2023年12月8日追記】英検問題形式リニューアルサイトがOPEN!

12月7日に英検問題形式リニューアルサイトがOPENしました!

出題例なども掲載されています!

ラィティングの比重が重くなり、点数配分も多くなるのでそちらの対策が必要ですね!

我が家では中3次男が英検2級を勉強中です!

スピーキングはオンライン英会話、ラィティングはココナラで対策中です(^^)

▼オンライン英会話はワールドトーク かなりスピーキング力UPしました▼

中学生男子がワールドトーク(オンライン英会話)をスタート!実際に受講した感想・評判・口コミは?今回は我が家の中学3年生の次男が取り組んでいる『オンライン英会話(日本人講師)』について書いていきます。...

ココナラは無料登録しておくと定期的にクーポンがもらえます。

そちらを利用して英検の添削を受けるとき割引が受けられます(^^)

無料登録はこちら

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【2023年12月8日追記】英検問題形式リニューアルサイトがOPEN!

【2024年2月12日追記】2025年度 準2級プラス(新設級)内容発表!

31年ぶりに英検の新しい級が新設されます。詳細が発表になったので追記します。

4技能総合CEFR/英検CSEスコア/合格基準スコア

引用元:公式サイト

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合格基準スコア、CEFR算出範囲について

「準2級プラス」 合格基準スコア(英検CSEスコア):1829

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準2級プラス サンプル問題

準2級プラス サンプル問題 一次試験

サンプル問題①

サンプル問題②(リスニング)

準2級プラス サンプル問題 二次試験

サンプル問題

準2級プラス(新設級)についての詳細はこちら

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【2024年3月6日追記】最新の旺文社の英検過去問本に「新ラィティング問題&解説」が掲載!

2024年5月からラィティング問題が1問多くなり、要約の内容が追加されます!

2024年3月4日に発売された最新版の過去問本に予想問題がついています!

2024年度版 英検準1級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)

2024年度版 英検2級 過去6回全問題集 (旺文社英検書) 

2024年度版 英検準2級 過去6回全問題集 (旺文社英検書) 

2024年度版 英検3級 過去6回全問題集 (旺文社英検書) 

英検サイトのサンプル問題はこちら

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まとめ

今回は英検の変更点についてまとめました。

試験内容の変更についてはラィティングの比率が増えるので、3級を受験する方にとっては負担が増えそうですね。

そして「新設級」はたしてどのぐらいの需要があるか?

大学受験でどのくらい新設級が使えるようになるのかがポイントになりそうです。

英検が入試に使える大学検索はこちら

一般試験で英検が使える大学一覧

*2025年から入試内容に変更があるので、最新情報をご確認ください!

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