全8回/第6回
2024年(2025年入学)に息子がで国立大学・慶應SFC・その他私大に、塾なしで合格をいただくことができました。サポートは主に学校でしていただきました。
総合型選抜の受験を意識し始めた中3ぐらいから、情報収集を少しずつスタート。
総合選抜塾が発信している情報はたくさん出てきますが、個人の体験談が少なかったので、今回は我が家の体験談を書き記します。
これから大学受験を考えている方で総合型選抜(AO)入試に興味を持っている方の参考になれば嬉しいです。
全部で8回にわたりお伝えをしていきます。
▼第5回の記事はこちら▼
Contents
大学入試における小論文とは?
小論文試験は一般入試・推薦入試・総合型選抜(AO入試)などで行われる、読解力・思考力・論述力を試す試験です。
課題文(資料)を正しく読解し、その内容を的確に説明できるか、指示されたテーマについて自分で見解を考え、それを論理的に文章で表現することができるかなど、知識の総合的な応用力が問われます。
主観的な感想や断片的な意見を書く作文とは、要求レベルがまったく異なります。小論文試験は、決して容易な試験ではありません。
スポンサーリンク小論文対策
小論文の勉強方法は手を動かし、演習問題を数多く解く以外にありません。
いきなり志望大学の過去問に取り組むのではなく、まずは基本的な問題に取り組み文章を書く練習を繰り返す必要があります。
独学ではなかなか難しい部分があるので、答案添削を受けたり解説講義を受講する学習方法が効果的です。
スポンサーリンク小論文が実施されている大学
一般受験で小論文試験がが実施されている大学↓
「総合型選抜(AO)入試」で小論文対策が必要かどうかは、パスナビというサイトで調べることができます。(大学HPの募集要項でも調べられます)
①大学名を検索
②総合型選抜タブを開き学部を選択
③選考方法を確認→小と書かれている大学は小論文があります。
例えば「立教大学」を見てみると、経営学部 経営学科の選考方法は「1次:書類 2次:面接」となっています。
経営学部 国際経営学科の選考方法は「1次:書類 2次:面接・小論文」となっています。
同じ学部でも学科によって試験方法が異なることがあります。
推薦入試も小論文がある大学が多く、一般受験に取り入れている大学もあります。
あとは「小論文試験」と一言で言っても、実際には色々な形式があります。
課題文を読み設問に対して記述していくものが通常ですが、大学によっては英文を読んで日本語で記述をしたり、グラフや資料を読み取りそれについて記述をしたりと様式は様々です。
受験を意識する大学が決まったら、本屋で赤本(過去問)をみたり、大学の入試サイトで過去問を見たりして内容を確認しておきましょう。
スポンサーリンク「総合型選抜(AO)入試」の小論文対策
総合型選抜(AO)入試塾では、小論文対策の授業があるところがほとんどです。
大手予備校も小論文対策授業を開催しているところが多いです。
料金の目安は、90分の映像授業が4回で約1.5万円~、個別指導塾で小論文1科目を受講する場合は月4回の授業で、約3.5万円~程かかります。
料金を抑えるには通信講座を利用がオススメです。
スポンサーリンクZ会の小論文講座
Z会では小論文講座(高1・高2)とZ会の小論文講座(大学受験生高3)が開講されています。
Z会は難関大を見据えた良問&毎月1回の添削に加え、質問が何度でもできるのが特徴です。
紙ベースで、記述の基本である手をしっかり動かしていきます。添削も手書きで赤ペンが入り返却されます。
料金は月払いor年払いによって異なりますが、4,800円~5,600円/月。
資料請求すると教材見本や役に立つ小冊子も送られてきます。資料で内容を確認して納得してから入会するのがおすすめです。
Z会の通信教育 スポンサーリンクスタディサプリ 高1・高2・高3 小論文
スタディサプリには高1~高3生向けの小論文の講座があります。
国語
Z会東大進学教室で講師を務めるほか、ロースクール(法科大学院)受験の予備校においても一般教養小論文を指導している。感覚ではなく論理的に答えを導く指導に定評があり、「現代文に対するイメージが変わった」と受験生から圧倒的な支持を集めている。スタディサプリでは、現代文の他、小論文やAO・推薦対策講座を担当
この小論文対策だけでなく、5教科の授業などもすべて利用できます。料金は月額2,178円(税込)です。(無料体験できます)
スタディサプリでは講座の受講はできますが、添削がついていないので書いたものは高校の先生などに添削依頼をする必要があります。
スポンサーリンク進研ゼミ「小論文特講」
進研ゼミの小論文特講は学部とレベルを選んで受講できるのが特徴です。
デジタル講義+ハンドブック+添削7回分の教材がまとめて届き、17,800円(税込)とかなりリーズナブルです。
進研ゼミの小論文メソッドを開発したのは“山田ズーニー”さんです。
岡山県出身の文章表現・コミュニケーションインストラクター。
1984年、福武書店入社。進研ゼミ小論文編集長となり、通信教育の企画・編集・プロデュースに携わる。
2000年に独立してフリーランスに。同年5月より「ほぼ日刊イトイ新聞」にてコラム「おとなの小論文教室。」をスタートさせ、長期連載となる。
中高生、大学生から社会人、教師、プロのライターまで幅広い層の教育に携わっている。仕事としては執筆のほか、講演、大学の講義、企業研修、テレビ講座、ワークショップなどで活動している。
宣伝会議では「編集・ライター養成講座」の東京教室で「表現力養成トレーニング」の講師を担当。
山田ズーニーさんが書かれた、下記の本は我が家も購入し拝読させていただきました。
文章を書くための前提から教えてもらえる良い本で「総合型選抜(AO)入試」の資料作成の役に立ったという声も多い本です!
スポンサーリンク小論文 通信講座比較
価格 | 難易度・添削回数 | |
Z-KAI | 月額5,000円前後 | 応用のみ・添削は毎月1回 (質問し放題) |
スタディサプリ | ベーシックコース:2,000円前後/月 合格特訓コース10,000円前後/月 | 基礎~標準・添削なし 合格特訓コースはコーチング・月10回の質問あり |
進研ゼミ | 17,800円/年 (月額換算:1,484円) | 基礎~応用・添削7回 (質問不可) |
その他小論文通信講座
朝日新聞 「今解き教室 時事から学ぶ小論文」
大学入試によく出る朝日新聞の記事を使った小論文対策と添削指導教材。
1冊添削付きで1,980円。
我が家もこちらも検討した時期がありました。
今回調べたところ2023年度版の発行予定はないとのことなので、教材としては少し古いものになってしまいますね。
スポンサーリンク我が家の小論文対策
「今解き教室」
こちらの教材は基礎と発展の2コースがあり、中学受験で記述対策に推奨されている教材です。発展コースは中3までが対象となっています。
教材のボリュームがかなりあり、中学受験の時に取り組むには時間が足りませんでした。
数冊購入しましたが内容は素晴らしいです!
作文添削も毎回ついています↓
我が家は息子が中3の頃、2か月ほどに取り組みましたが続きませんでした。
小論文は力がつくまで時間がかかりそうなので、高1あたりから通信講座でコツコツと学んで欲しいと思っていましたが、本人から取り組む様子はありませんでした。
我が家の場合慶應SFCの一般受験も検討していたので、そちらでは小論文が必須になるので早めに対策を始めて欲しいと思っていました。
最終的に受験校を決める時に「総合型選抜(AO)入試」「一般入試」共に、小論文試験のある大学は受験しないことになったので小論文講座は受講せずに終わりました。
スポンサーリンク「総合型選抜(AO)入試」オススメ本
「総合型選抜(AO)入試」を意識し始めた最初の頃に、いくつか本を購入しました。
何を準備すればいいかわからない人のための 総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)のオキテ55
何を準備すればいいかわからない人のための 総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)のオキテ55
総合型・学校推薦型での受験を考えたら最初に読んでおくと良い本。何をすればいいのか、特にどのように書類を書いていけばいいのかわかりやすくまとまっています。
また、書類の添削例などもあるので参考になると思います。
採点者の心をつかむ 合格する総合型選抜・学校推薦型選抜(洋々)
総合型選抜(AO)入試塾の洋々の本。
総合型選抜の本質、何を準備すればいいのか?大学選びの根本的な考え方などが書かれています。具体的で分かりやすく書かれているのでオススメの1冊。
大学入試を考え始めたら様々な受験方法を知るという意味で読んでみてください。
スポンサーリンク螢雪時代 2024年9月臨時増刊 全国 大学受験年鑑
総合型選抜(AO)入試についての情報が詰まった1冊です。
スポンサーリンク「総合型選抜(AO)入試」お役立ちサイト
下記のサイトは総合型選抜の情報が色々と掲載されているのでオススメです!
・早稲田塾 大学別 総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)情報
選抜方法の選択で「総合型・学校推薦型選抜」を選び、学校名を入れると情報が出てきます。
・ホワイトアカデミー 慶應義塾大学情報(慶應義塾大学に特化した情報)
まとめ
我が家の場合は最終的に小論文試験のない大学のみを受験することになったので、対策はしませんでしたが、小論文の講座を調べたり教材内容を見て学んでおけば読解力・記述力などかなり役立つと感じました。
小論文対策は早めに始めておくと、後がかなり楽になると思います。一般受験の準備と並行して行うとなると、中3や高1くらいから通信講座などで月1回の添削を受けるなどすれば相当力がつくと思います。
まずはスタディサプリの無料体験などでスタートしたり、小論文の本を読むなどからのスタートで良いと思います。
色々悩んでいる間に時間は過ぎていくので、思い立ったらすぐに行動してみてください。
小論文試験のない大学を受ける場合は、その時間を活動実績を積む時間にしたり、資格取得の時間に充てるなどしてくださいね。
実際の出願資格などは、最新のものを各大学のホームページでご確認してくださいね!
保護者の目線で、さらに詳しく総合型選抜についての情報を知りたい場合は、下記のサービスをご利用いただけると幸いです(^^)
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突っ込んだ質問をご希望の場合は
上記からお願いできたらと思います!