全6回/第5回
2024年(2025年入学)に息子がで国立大学・慶應SFC・その他私大に、塾なしで合格をいただくことができました。サポートは主に学校でしていただきました。
総合型選抜の受験を意識し始めた中3ぐらいから、情報収集を少しずつスタート。
総合選抜塾が発信している情報はたくさん出てきますが、個人の体験談が少なかったので、今回は我が家の体験談を書き記します。
これから大学受験を考えている方で総合型選抜(AO)入試に興味を持っている方の参考になれば嬉しいです。
全部で6回にわたりお伝えをしていきます。
▼第4回の記事はこちら▼
Contents
総合型選抜(AO)入試の情報の集め方
志望する学部の方向性が決まったら、本人の希望と家族の方針から受験チャンスのある大学を探していきます。
・国公立か私立か?
・専願か併願か?
・自宅から通える範囲に絞るのか、地方で一人暮らしも可とするのか?
調べ方は書籍を購入して調べても良いですし、インターネットで調べても良いです。
インターネットで調べるなら、下記の河合塾のサイトが見やすいです。
例えば下記の条件で検索↓
①設置区分 国立 公立 私立にチエック(女子含まない・夜間含まない)
②学部系統 理の生物にチエック
③所在地 関東・甲信越にチエック
④出願要件・選抜方法 総合型選抜にチエック
⑤出願要件 専願 併願にチエック
以上で検索すると23校がピックアップされました!
一番右の列に募集人数も記載されています。
あとは駿台予備校のサイトもあります。
本で探す場合は、推薦&総合型選抜ガイドなどの本がオススメです。
大学が絞れてきたら、大学HPの募集要項を見るとより具体的な出願資格や試験内容、必要書類がわかります。
大学HPには、これまでの募集人数・受験者数と合格者数・倍率も掲載されているのでより詳しい情報を得ることができます。
高1・高2の方や保護者の方は、早めから試験内容などをチエックしておくと準備がしやすいです。
最初に情報を集めないと、受験の資格があるかどうかがわかりません。(例えば評定の条件や共通テストで〇割以上必要などの指定がある大学もあります)
なので、まずは志望大学の情報収集をスタートしてください。
あとは、気になる大学や調べて候補にあがってきた大学ののパンフレットを取り寄せ読んでみてください。志望校のパンフレットは情報が沢山書かれています。
また大学HP内には学部別や学科別のHPがある大学が多いです。そちらにはパンフレットに掲載されていない情報があります。
その学部(学科)に進学すれば、どんなことが学べ・どんな研究ができ・どんな仕事ができるのか?がイメージできると思います。
実際に志願理由書を書く時や資料作成をするときまた面接の時にも、どれだけその大学のことを知っているのか?が問われます。
自分が通えるイメージが湧くか、そうでないかで志望校になるかどうか決まってくると思います。
我が家の場合は本人が希望をしていた大学が2校、その他の併願校は情報収集をしている中で見つけました!
スポンサーリンク総合型選抜(AO)入試塾を調べてみる!
「総合型選抜(AO)入試」の内容や情報を知るには、プロのいる塾でアドバイスを受けながら書類作成や面接練習をするのが近道であり、より合格可能性をあげることができると思います。
我が家も、息子が中3あたりから「総合型選抜(AO)入試」を意識し塾についても調べはじめました。初めて伺ったのは早稲田塾。
総合型選抜(AO)入試はどんな受験なのか?どんな準備をしておいたほうが良いのか?息子の興味ある分野にはどんな大学があるのか?資格やコンテストの情報など、知らなかった情報を沢山教えていただきました。
息子と相談した結果、中3の時点ですぐに通うという選択にはならなかったのでその時は入塾はしませんでした。
次に動いたのは高校入学後。高1~高2の間で4つの塾へ。
受験候補校の合格実績があり、立地的に通えそうな塾に絞り説明を聞きに行きました👇
ルークス志塾(Loohcs志塾)
こちらの塾は東京・神奈川・千葉に校舎があり、オンライン講座も行っている総合型選抜塾です。
こちらは個別でお話を聞きに行きました。(母のみ)
塾のスタイルはグループ授業。外部から講師を呼んでイベントなども開催しているので活動実績を積みたい方は参加することができます。
お話を聞いた印象ですが面談担当の方は若い方で、講師も若い方が多そうなイメージでした。実際大学のサークルのような雰囲気を感じました。カリキュラムやサポート内容的に強く惹かれるものがあまりなく、個人的にはぜひ通わせたい魅力は感じませんでした。
体験授業を受けた訳ではないのであくまでも印象ですが、先生と生徒という感じではなく、先輩にアドバイスをもらうような雰囲気で学びたい方には向いていそうだと感じました。
入塾のタイミングには柔軟な対応をされており、高3の直前期に入塾しても対応しますと言っておられました。
料金は講座をどれだけとるかにもよりますが、おおよそ100万/年ほど。
(通常授業+季節講習など)
こちらの塾は東京の渋谷に校舎があり、オンラインも行っている総合型選抜塾です。こちらも個別でお話を聞きに行きました。(1回目母のみ、その後息子が体験授業を受講)
スタッフさんが礼儀正しく対応してくださったのが印象的でした。
こちらの塾では個別授業で講師のメンターの方と今まで自分がやってきたことや、これから自分が大学に行ってやりたいことや将来の進路などをじっくり深堀りし、そこからストーリーを練っていくスタイル。
面談では細かい質問にもしっかりと答えていただき好印象でした。
料金は高3で90万~130万/年ほど。
体験授業を受けた息子は、これから何をしていけば良いのか明確になったと言ってました。(すぐに受講する気持ちはないとのことでした)
その後慶應SFCのセミナーにも参加させていただき、素晴らしい内容でした。
こちらの塾は東京・神奈川・千葉に校舎があり、オンライン講座も行っている総合型選抜塾です。
受講者数が多く、合格実績も現在一番出していると思います。
中3の時にお話を伺い、再度高校に入ってお話を伺いに行きました。(母のみ)
こちらの授業スタイルは集団授業。あとは活動実績を積める「未来発見プログラム」というのがあるのが特徴です。
その他、自分事で考える力、プレゼン力、即興力(インプロ力)などを鍛えることのできる「SDGs探究学習プログラム」と言う授業があり、答えのない問題を5分間で解き発表するという内容です。(必修授業)
活動履歴があまりない方へのプログラムがかなり充実している印象でした。
料金は100万/年ほど。そこにさらに季節講習、高3の面接対策や未来発見プログラムは全て別料金となります。
活動履歴がない方は高1くらいから通塾しておられので、合計300万以上の費用がかかっていると思います。
説明内容は、前回伺ったときと内容はほぼ変わらずでした。
その後、息子がオンラインで体験授業を受けました。「SDGs探究学習プログラム」の授業だったと思います。(自分には必要がないので入塾しないとの回答でした)
早稲田塾は友人のお子さんが通っていてお話も聞きました。活動実績や集団授業で発表するという経験を積みたい、総合型選抜入試の情報が欲しいなどでこちらの塾を選んだそうです。
息子の同級生も通っている方が結構いたようです。
上記の塾は総合型選抜で合格したOBの塾生がメンターとして生徒を担当しサポートするスタイルのようでした。
講義や書類作成の軸になる部分の作成の相談は講師の方が行っているという塾が多かったです。
こちらの塾は東京の新宿区に校舎があり、オンラインも行っている総合型選抜・小論文・英語の塾です。
こちらも個別でお話を聞きに行きました。(息子と一緒に行きました)
小さい塾ながら国立大学や慶應・上智などの合格実績がある塾です。
塾長さんが一人で運営されておられるようで、授業は全て塾長さんに見ていただけるのは魅力。現在ほぼオンラインで行っているとのこと。
書類や面接のサポートしっかりしていただけそうでした。
総合型選抜入試だけではなく一般受験用の英語の講座開講されていて、きちんと参加し課題をこなせば相当レベルアップできるとおっしゃっていました。
料金は30万~70万/年ほど。書類添削だけをみていただくコースもあります。
こちらの塾なら集団塾ではなく、自分のペースで準備を進められるので息子にはあっていると思い勧めましたが、行く気はないとのことでした。
AOI | 総合型選抜(AO入試)専門塾 も説明を聞きにいこうと思い連絡を取りましたが、こちらは親子で行く必要があると言われたので、上記の塾の説明会を終えて必要なら行こうと思っていました。
塾の説明を伺っていくうちに、内容や費用の相場もわかってきました。また推薦入試や一般入試のフォローがどのくらいあるのかも塾ごとに異なることもわかりました。
いくつかの塾で、本人の活動実績を伝えると「総合型選抜(AO)入試」の可能性はあるとアドバイスをいただけたのは良かったです。
4つの塾を見に行った中で「洋々」の手厚いサポートは魅力的に感じました。ただ料金が高額。
あとは個別の渕上塾は小さい塾ながら合格実績があり、全ての生徒を塾長が見てくださるのも安心感があると感じました。料金も他よりリーズナブルなのも魅力でした。
早稲田塾は圧倒的な合格実績、アクセスが良いこと、自習室完備。
東進とも連携しているので一般受験の対策や情報もあります。ただこちらの塾も高額で、通常の授業料と別に季節講習費などがかかるのでかなりの費用が必要になりそうだと感じました。
面談をするとその塾の強みや信頼性がわかります。また実際に塾に足を運ぶことで雰囲気もわかり、子供に合うかどうかも感じ取ることができました。
我が家の場合は活動実績がある程度あったので、通塾のスタートは高2の終わり(塾での高3スタート時)か、高3の春が入塾のタイミングだと判断していましたが、最終的に息子が通わないと言ったので通塾はしないまま終わりました。
「総合型選抜(AO)入試」は大学との相性、マッチング入試なので、通塾したからといって必ず合格するという保証はありません。
ただ合格に近づくための、情報やアドバイスを貰えることは確かです。
一般入試の準備をしながら「総合型選抜(AO)入試」の準備も進めるにはかなり大変なので、そちらをサポートしてもらえるのはかなり助かると思います。
塾の良し悪しや、信頼できるかは面談をしてみればわかります。(合うあわないも)
自分で直接確認してみることが一番重要だと思います。
我が家の場合は最終的に書類関係は本人と学校の先生や先輩にお世話になり、受験情報は親がリサーチという方法で挑みました。
何度も、これで合っているのか?プロにアドバイスをいただきたいと思いましたが、息子が自分のやり方で進めると言うので本人の意見を尊重しました。
我が家の場合は、本人が乗り気でないのに通わせても何も身に付かないという結論に達し通塾はなしで受験することになりました。
今回お伝えした塾の印象はあくまでも私の感じたものなので、あくまでも参考程度にしていただき、実際に通塾を検討される場合はご自身で足を運んでみてご判断ください。
スポンサーリンク費用を安く抑え受験する方法
「総合型選抜(AO)入試」の費用を抑え受験する方法をお伝えします。
スポンサーリンク通信講座・オンライン講座を利用する
前回の記事でも触れましたが通信講座・オンライン講座を利用する。
「総合型選抜(AO)入試塾」は100万/年ほどかかるのが相場なので、それに比べ通信講座では22,000円~/年で受講することができます。
スタディサプリ
スタディサプリでは「統合型選抜対策講座」が開講されていいます。
【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座月額2,178円(年払いの場合 1,815円/月)の料金で「統合型選抜対策講座」の講座だけではなく、一般受験の科目もすべて受講することができます。
書類のの添削などは受けられないので、こちらで学んで作成した書類は学校などで添削をしてもらう必要があります。
スポンサーリンクZ会
Z会では、高1と高2の「総合型選抜/学校推薦型選抜サポート」コースがあります。
オンラインセミナー「春までに増やす 推薦入試のための強みづくり」
特別コンテンツ:小論文対策「『推薦入試』の小論文・志望理由書入門」
他、様々な講義が用意されています。
Z会の通信教育Z会の高1もしくは高2講座を、1科目以上お申し込みいただくことで総合型選抜・学校推薦型選抜対策のサポートも付いてきます。
ご入会(ご受講中)の方へ、日々の学習教材に加えて、総合型選抜や学校推薦型選抜に関する最新情報・特別コンテンツを、年間を通してお届けしていきます。
引用元:https://www.zkai.co.jp/k1k2/suisen/
料金は1教科:2,496円/月
スポンサーリンクZ会グループの大学受験Dialo online
Z会グループの大学受験Dialo online Z会×栄光ゼミナールのオンライン予備校【大学受験ディアロオンライン】では「学校推薦型選抜・総合型選抜対策講座(特別講座)」が開講されています。
オンラインツールを通した1:1完全個別指導(1コマ40分)です。
この講座では、まずはじめに「なぜ大学が学校推薦型選抜・総合型選抜を実施するのか」「近年の大学入試における学校推薦型選抜・総合型選抜の現状」といった【背景】を知ることから学び、大学が求める人材について考えます。その上で、1:1個別指導を通して自己分析を行い、自身のアピールポイントを考えていきます。
講座終了後、面接に関しては自身のアピールポイントがしっかり押さえられた受け答えができるようになることを目指すとともに、志望理由書の内容が過去~現在~未来について一貫性があり、面接官へ熱意の伝わる書類を作成できるようになることを目指します。
課題を事前に提出し、その後オンラインツールを使って40分間の個別授業を受けるという流れです。(※40分の録画はすべて録画しているので、いつでも復習可能)
志望理由書対策と面接対策で、税込み22,000円(1回40分)
(受講科目数問わず、別途システム費が月税込1,100円必要)
こちらは添削があるのが魅力ですね!
通常の総合型選抜(AO)入試の塾と比べるとかなり安価なので、通信講座を活用するのも一つの方法かと思います。
スポンサーリンク大手塾ではなく個別塾を利用する(オンライン含む)
個別塾は大手塾に比べると、半額前後で受講することができます。コマ数の調整などの希望も比較的柔軟に対応していただけるのが魅力。
合格実績が少ない塾はノウハウが少ない可能性があるので要注意です。
オンライン塾の場合も資料請求や電話で必ず内容や信頼性を確認してくださいね。
スポンサーリンクまとめ
高校時代に取り組んできたことがきたことが評価される「総合型選抜(AO)入試」は、今後ますます広がっていくと言われています。
総合選抜型入試(AO)が少しでも気になっている場合は、まずは資料集め・無料面談・体験授業などお金のかからないことから動き出してみることをオススメします。
受験するかしないかはそれから決めればいいと思います。
ご自身のやりたいことができる大学とご縁がありますように!
今後も6回にわたり総合型選抜(AO)入試について、我が家の受験体験談をふまえて書いていきますので、お楽しみに(^^)
実際の出願資格などは、最新のものを各大学のホームページでご確認してくださいね!
保護者の目線で、さらに詳しく総合型選抜についての情報を知りたい場合は、下記のサービスをご利用いただけると幸いです(^^)
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総合型選抜の受験を親としてのサポート方法共有します 塾なしで国立大学・慶應SFC他 総合型選抜で合格公開記事では身バレもあるので
突っ込んだ質問をご希望の場合は
上記からお願いできたらと思います!