幼少期からドローンに興味があった長男。
総合型選抜で進学する大学が早めに決まったため、春までにドローン免許を取得したいということで受験を決意しました。
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一等無人航空機操縦士とは?取得するメリット受験のきっかけと勉強法

まずはネットでリサーチし、ドローン免許の正式名称が「無人航空機操縦士試験」であることを知りました。
以前は民間資格のみだったドローン資格ですが、2022年12月5日から「無人航空機の操縦者技能証明制度(操縦ライセンス制度)」が国家資格として開始されました。
次に、一等無人航空機操縦士(一等資格)と二等無人航空機操縦士(二等資格)のどちらを取得するかを決める必要がありました。
長男は一等資格を希望していましたが、違いや難易度がわからなかったためスクールに相談することにしました。
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スクール探しには「コエテコドローン」というサイトを利用しました。このサイトでは、エリア別・活用別にスクールを探せるうえ、口コミも見られるので便利です。
いくつか気になるスクールをピックアップし、電話で問い合わせたところ、1件目のスクールの対応が非常に良かったため、体験&見学へ行くことにしました。
ドローン資格取得の内容はわかりにくいため、ほとんどのスクールで体験会が開催されています。問い合わせたスクールでも「とにかく一度体験に来てください!」と言われ、参加することにしました。
電話でスクールの方がおっしゃっていたのは下記の内容です。
・やりたいことによって一等資格か二等資格かどちらが必要かが決まる
・一等資格を取得したいと思っていても、実際にドローンを飛ばしてみて操縦の難易度が高いと感じた場合は一等取得は難しいかもしれない(センスがあるかないかも関係する)
そちらを確認するためにも、現地で体験会に参加しようと言うことになりました。
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長男は一人で体験に行きたがっていましたが、一等資格は高額なため、資格の内容とスクールの信頼性を確認するために私も同行しました。
体験では、シミュレーターで5分ほど練習し、その後、室内で20分ほどドローンを飛ばしました。
また、資格の選択については「ドローンを使って何をしたいか」で決まるとのアドバイスを受けました。長男の希望を伝えたところ、一等資格の方が適しているとのことで、最終的に一等を目指すことに決めました。
スクールの対応も素晴らしかったため、他のスクールは見ずにそのまま受講を決定しました。
スポンサーリンクスクール受講と試験の流れ
無人航空機操縦士の資格取得までの手続は、かなり複雑で面倒です。(わかりにくい)
我が家はドローンナビゲーターというサイトを参考させてもらい、手続きを進めました。

事前準備として登録や申請番号の発行,スクールの受講前後に身体検査の申込みも必要になります。
身体検査は運転免許証を持っていれば、そちらを使えますが、我が家の息子は保有していなかったので病院へ行き、簡単な健康診断を受け「無人航空機操縦車身体検査証明証」の発行をしてもらいました。
試験合格後も証明書の申請や交付手続きが必要で、ネットに詳しくないと難しく感じるかもしれません。スクールでは簡単な質問対応はしてくれますが、手続きの代行を依頼する場合は有料サポートも利用可能でした。
スポンサーリンク高校生でも合格できる?試験の流れと難易度
実技試験

一等資格の実技試験の難易度が高いのは、二等とは飛行条件が異なるからです。
- 二等資格:センサーを有効にした飛行で操縦が比較的簡単
- 一等資格:GPSや各種センサーをほぼ無効にした状態での飛行が求められ、高い操縦スキルが必要
こちらのスキルを身に着けるために、ドローン未経験者は30〜50時間の練習が推奨されており、長男も40時間以上練習しました。
ドローンの国家試験は車の運転免許制度と同じ形で行われます。
実技試験はスクールで実施され、そちらで合格をもらえば、あとは筆記試験をパスすればOKです。(実技はスクールに通わないで一発試験という方法もあります)
試験は車の免許と同じ減点方式で行われます。長男は1回目で不合格、2回目で合格しました。一等の試験は屋外で行われるため、天候や風の影響を受けやすい点が難しさを増していました。
実技修了証明書👇

筆記試験

筆記試験はCBT(コンピュータ試験)形式で行われ、試験終了後すぐに結果が表示されます。
CBTとは「Computer Based Testing(コンピュータ ベースド テスティング)」の略称で、コンピュータを使った試験方式のことです。
CBTの多くが1年間を通じて好きな日時で受験できる上、試験会場となるテストセンターも47都道府県のすべての県に国内最大300ヶ所以上の会場※があり、従来の紙試験に比べると受験者の利便性や公平性は飛躍的に向上します。
引用元:公式サイト
【一等資格 筆記試験】
試験時間 | 75分 |
問題数 | 70問 |
合格基準目安 | 90%程度の正答率が求められる (正確な基準は非公表) |
90%の正答率なので、間違えてもいい問題数は6問までです!
長男はスクールの予想問題で対策し、筆記試験は一発合格でした!
問題集の販売もされています👇


ドローン国家資格 一等無人航空機操縦士 学科試験攻略 3択問題
一等経験の合格率は現在6〜7割程度といわれています!
実際にかかった費用を公開!(受験費用・講習費などの内訳)

項目 | 金額 |
ドローンスクール | 700,000円 |
追試試験(実技) | 22,000円 |
交通費・その他費用 | 7,000円 |
身体検査(病院) | 7,700円 |
身体検査写真代 | 200円(コンビニ印刷) |
身体検査(試験) | 5,200円 |
国家試験受験料: | 9,900円 |
技能証明書の交付 | 6,000円 |
登録免許税 | 3,000円 |
合計 | 761,000円 |
かなり高額でしたが、一生ものの資格なので奮発しました!!
スポンサーリンク一等無人航空機操縦士を目指す人へのアドバイス

- ドローンの需要は増加中! 物流・点検・空撮・警備・農業など、幅広い分野で活躍可能。
- 資格制度の変化に注意 2025年2月現在、一等資格の保有者は約1,500名。今後、資格制度が細分化される可能性もあるため、早めの取得がおすすめ。
- スクール選びが鍵 体験会に参加し、スクールの信頼度や実際の飛行を試してから決めるのがベスト。
- 難易度は高め 一等資格は特に難易度が高いため、スクールで詳しい話を聞き、自分が納得できたらチャレンジしましょう!
まとめ
今回の記事では、高校生が「一等無人航空機操縦士資格」に向けて準備したことやスクール選び、試験対策についてまとめました。
資格取得には多くの時間と費用がかかりますが、それに見合う価値がある資格です。特に、ドローン業界は今後さらに発展すると予想されており、早いうちに国家資格を取得しておくことで将来の選択肢が広がります。
資格取得を目指す際は、まずはスクール選びを慎重に行い、自分に合ったカリキュラムを見つけることが大切です。また、試験は決して簡単ではありませんが、しっかりと準備をすれば高校生でも合格可能です。
ドローンの活用はますます広がっていくので、興味がある方はぜひ挑戦してみてください!


